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家づくりで大事なポイント6
〇家づくりで大事なポイント6
■冷暖房器具の考え方
冷暖房器具を選定する上で、断熱性能を考慮しないで決めることはあり得ません。
断熱性能のポイントでも触れましたが、そもそも暖房器具や冷房器具をあまり必要としない家づくり(エネルギーを消費しない家)を
哲・Braveとして目指しております。
仮に暖房が必要であっても最小限のエネルギー機器にしたいと考えております。
- ■暖房器具の検討
先ず始めに、冬場の理想的な室内温度が21~22℃と言われております。
収納・食品庫以外の居室全てを目標温度に設定していきます。
暖房の必要とする期間11月下旬から4月中旬頃、信州は冬が長いので、5~6ヶ月間は最低でも必要となります。
検討できる暖房器具(哲・Braveとして)
〇エアコン
・全館暖房として考えて各階1台(8~10帖対応)として1~2台で対応可能とする。
・イニシャルコスト及びランニングコストが安価である。
・エアコンの設置場所によっては、内観のデザインを損なう場合があるので、
考慮して提案。同様に屋外器の設置場所も外観のデザインを意識して検討。
〇薪ストーブ・ペレットストーブ
・薪の調達確保が出来る場合は、光熱費の削減になる。
・薪を購入配達してもらうようになると、返って光熱費は、寄り高くなることも。
・日常的に、家にいらっしゃる方には良いが、あまり忙しくて、
家にいる時間が少ない方には、日常的な暖房器具としては向かないかも。
・そもそも断熱性の高い家には、薪ストーブは能力が有り過ぎて、
室内環境が、熱くなりすぎる可能性もあります。
・断熱性の高い家には、ペレットストーブの方が管理しやすいかも。
・煙突から煙や臭いも出ますので、廻りの環境を見て設置出来るか、
出来ないかの判断も必要です。
〇パネルヒーター
・ここ数年で一番多く使われている暖房機器です。全館暖房として考えて、
1件当たり5~7台のパネルヒーターを設置して、暖房計画を考えます
・エネルギー源は、ヒートポンプが主流です。室内温度設定を21~22℃にするので、
パネルヒーターに流す不凍液の温度設定は、概ね、25~35℃を目安に調整して頂いております。
・真冬期間は連続運転、中間期はタイマー運転を推奨しています。
・安全で世話もなく、快適に使用しているとお施主の皆様からは、一番好評です。
・気になる光熱費(電気代)も、完成し1年間の電気代をお施主さんの方々から参考データーとして頂いております。
・断熱性の良さに比例して光熱費の電気代が抑えられている事を、お施主さんの実際のデーターから判断しております。
・哲・Braveとしては、1年間の全ての光熱費を10万円以内で考え、
7,000~8,000円/月の一月の平均光熱費と考えております。
・老後に優しい家づくりとして、負担の掛からない家づくりとしても考えて提案させて頂いております。
- ■冷房器具
夏場の理想とする室内温度26~27℃を目安にします。
信州の夏は、それほど長くなく、冷房を必要とする期間としては、8~9月内の1~2週間くらいと考えます。
検討できる冷房器具
〇エアコン
・基本的には、断熱性能の良い家(G2相当の家)であれば、ここ地元信州であれば、冷房としてのエアコンは、必要無いと考えます。
・実際に、G1相当の断熱性能の家でも、扇風機で充分でした。との声も聞いております。
・体感には個人差もあるので、無理のないご意見としてお施主さんの皆様には、常々確認させて頂いております。
〇輻射式冷房パネル
・基本的な考え方は、上記エアコンと同じ。
・エアコンの送風による冷やし方に抵抗がある方にはこちらは、輻射式で冷やしていくのでお薦めです。
・じわじわと冷えていきます。冷房本体に冷水が流れ、機器全体が冷房の媒体となり、
冷えたコップに水滴がつく様に空気中の湿度を取る役割もあります。
・お施主さんの皆様には、こちらも好評です。但しコストが少し高いのが気になります。
〇扇風機・サーキュレーター
・消費電力を最大限押さえて、体感温度を下げる有効手段です。
・購入費用も安価で、電気代もあまり掛からない。
・持ち運び、移動が簡単。