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家づくりで大事なポイント2
2.平面計画(プランニング)
平面計画を検討する上で、大事なことは配置との関係性を考慮し、各部屋間の関係性から間取りが決まってきます。
敷地の形状から前面道路とガレージまでの位置関係。
そして玄関までのアプローチの検討。
敷地の広さ条件から、平屋建が良いのか、2階建が良いのか、
建蔽率によって決まる場合もありますが、基本的には敷地を見て判断していきます。
玄関の位置ですが、プライバシーを確保しつつ廻りから見て解りやすく、ガレージに近い場所が多いです。
シューズクロークは、玄関ホールへ設置するか、別の空間へ設けるか。
最近の傾向としては、家族動線と客動線を分けて計画することが多いです。
そしてシューズクロークからパントリーへと続きキッチンへと動線計画を考え事もあります。
居間については、コミュニケーションの場であり、リラックス出来る場所として考え、
日当たりの良いロケーションの良いところを居間にすることが多いです。
また、吹抜空間を取り入れ開放感も加えております。
キッチンについては、居間と隣接することが多いです。
料理をしていても居間に居る家族との会話も楽しめるように配慮しております。
食品庫(パントリー)につきましては、キッチンとの関係性が一番強いので隣接して設けます。
また、浴室と洗面脱衣と家事室も含め纏めて検討して参ります。
キッチンとの距離感も考慮して上げると、設備配管(上下水配管)の経費削減につながります。
最近では、ほとんど見られなくなりましたが、
和室(畳の間)の必要性、畳の上で寝転べるのも和室ならではの特徴です。
ゲストルームとして使用する場合もあります。
プライベートルームは、ウヲークインクローゼットを隣接若しくは含めて計画します。
1Fへ持って行くか2Fにするかは、全体のバランスをみて判断していきます。
将来的(歳を取った時)なことまで考えれば、1Fが望ましいと考えます。
子供室は、必要最小限で考え4.5~6畳程度で考えております。
住んでいる地域によって考え方は変わりますが、私が住んでいる地域では、
大概高校までが一緒に暮らし、就職進学で親元を離れていくのが一般的です。
よって必要以上に華美にしないよう考えます。
以上のような部屋をゾ–ニング、プランニングする時に、
基本的にはグリッドプランで検討をしていきます。2間×2間、
1.5間×1.5間、2間×1.5間の構成で検討していきます。
構造的にすっきりとした丈夫な間取りになります。
梁材も3m材と4m材となり経済性スパンとなります。
窓の性能、位置、高さも大変重要になります。
窓の性能も上がり、樹脂窓を使用しております。
ガラスはトリプルガラス及びペアガラスの断熱lowEガラスのアルゴンガス入りを使用しております。
窓の位置につきましては、パッシブデザインを取り入れ、
南側と北側に窓を多く設けます。
南側は掃き出しの大開口窓が多く、
北側は、小さめな窓が多いです。
この地域の気候として伊那谷は南北の風が多いです。
自然の風を取り入れるためにも、南北窓は、有効です。東西にはあまり窓を設けていません。
夏は、日射遮蔽的な考え方。冬は日射取得的な考え方。
軒の出が重要なポイントとなります。
また、出来るだけ多くの要素を含めて考えたプランほど充実した間取りとなります。